忘れられない絶景 スイス・ユングフラウ編|古い話 #01


先日、取扱商品の鉄道雑誌をツイートした際に、懐かしい映像が頭に浮かびました。古い話になります。気がつけば40年以上も昔のことですから、記憶もほとんどが曖昧です。

しかし当時この目に収めた、あの絶景だけは色褪せずに思い出せるのですから、大自然というものは余程であると殊更に感じざるを得ません。

あれは確か、1970年代後半。2度目のオイルショックより少し前のことだったと思います。

 

当時、精密機器メーカーに勤めておりました私は、研修としてドイツ、フランス、イタリアなどを巡り、そして今回お話するスイスにも立ち寄ったのです。研修といってもボーナスに加算された、実際には半分旅行のようなものでした。

とはいえ研修は研修。スイスはジュネーヴから、観光バスに乗りながらレマン湖周辺の個人で営んでいる時計店や工房に立ち寄らせていただき、その精密で繊細な技術をしっかりと見学させていただきました。

ところでスイスの時計といえば、まず浮かんでくるのは「オメガ」や「ロレックス」といった有名なブランドでございますが、町の小さなお店や工房にも、有名メーカーに負けず劣らずの技術を持つ時計職人が数多くいらっしゃったのはご存知でしょうか。知名度では軍配を譲っても、技術では決して負けていない職人によるオリジナルの作品や、非常に繊細な意匠の施された品など、一口に時計といっても多種多様なものがあったのです。

朧気な記憶を辿っても、数多くの時計店や工房がひしめき合って存在する、美しい町並みであったことを思い出せます。石畳に点在する商店というのは、さながら映画の中の光景のようでもありましたし、その暮らしと文化の在り方に、当時ひときわ感動を覚えたのを同時に思い出します。

 

そんな町並みを観光バスで巡り巡って、さらに電車にも多く乗った先だったと思います。覚えているのは都心からほど離れた山の方にある町並み。そちらは観光都市とはうって変わって、木造の建築物が多くあったように思います。

その町を訪れた記憶の中で、ともかく覚えているのは、花です。訪れた時期もあったのでしょう、見渡す限り「花」があるのです。家々の庭に、ベランダに、窓の内側にも、あちらこちらに鉢植えを置かぬ家などきっと無かったのではないかと、そう思えるほどに、軒先に、道すがらに、花があったのです。

 

そしてあの絶景、ユングフラウ山へ

ジュネーヴからグリンデルワルトを経由し、ユングフラウヨッホ駅に向かいました。1970年代当時においても、スイスに行ったらユングフラウ、というほどに今と変わらず有名な山でした。それにしても意外なことに、こうしてゆっくり思い出してみると、いくらか思い出せることがありますね。これを機に今後は各国を巡った話などで、記事になりそうな話題があったかどうか、思い出してみるのも一つかもしれません。

さて、電車は山をぐるぐると回るように揺れ動きながら目的地を目指して数時間、途中からは山を貫くトンネル内部をゆっくりと進み、やがてユングフラウヨッホ駅に到着。岩山の中に駅があるのですから、面白いものです。山の内部、つまり駅があるその空間は温度が調節されているため暖かいのですが、地中内を登るエレベーターに乗った先から地上に出ると、気温差も激しく非常に寒かった覚えがあります。また山をある程度登ったあたりからですが、気圧差もあるため、高山病にも気をつけねばなりません。私は眠気程度のものでしたが、これから行く方々はどうか注意なさってください。そしてスフィンクス展望台へ到着します

 

 

目にした展望台からの景色たるや。

展望台へと到着した私の目に飛び込んできた景色は、圧倒的でした。町の方を望めば美しい緑と空の青の光景が、その反対側を望めばそこには一面の真っ白な氷河が。あのような絶景は、いや、景色を望んでのあれほどの衝撃は、後にも先にも、あの瞬間以上は無いと思えるほどのものでした。

当時、何を思い、何を考え、どう旅をしてきたのか、詳しく思い出せないのは非常に歯痒いものもございますが、その全てを払拭して尚、清涼な気持ちをこの胸に残してくれたあの絶景は、決して生涯忘れることのないものなのでしょう。

 

 

 

未だ行ったことはないといった方には、機会があれば是非一度とおすすめしたい場所です。それでは、最後までお読みくださった方々、ありがとうございました。次回は、アメリカに行った際のお話など記事にできればと考えております。

 

 


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